なぜ「英語」が国際共通語に?

世界共通語とは

英語というと、実質的に世界共通語とされています。その理由としては、イギリスやアメリカ、カナダ、オーストラリア、シンガポールなど、英語を第一言語としている国が多く、さらには日本のように第二言語としている国がたくさんあることが挙げられるでしょう。

 

また、英語は文法などの決まりごとが比較的単純で、覚えやすいという特徴があり、さらにヨーロッパ言語もアルファベットを基本としたものが多いので、ヨーロッパ圏の人々になじみやすいというという点もあるようです。
以前、世界共通語として新しい言語を作ろうという国際的な活動がありました。ですが、英語の方がもともと使える人が多いことからか、結局新しい言語はほとんど一般的に受け入れられなかったようです。

 

ただ、ヨーロッパ言語圏などの人にとっては比較的近い言語なため習得しやすいようですが、アジアの言語、特に日本語や韓国語とは文字だけでなく文法の仕組みなどがまるで違うため、習得が非常に困難という、国によって習得の難易度がかなり違うのが難点と言えるかもしれません。ちなみに、同じアジア圏でも、中国語の文法は英文法に近いそうです。

 

とはいうものの、完全に世界に共通しているわけではありません。アジアの多くの国ではあまり通用しませんし、南アメリカではスペイン語が主流で、アフリカではフランス語の方が一般的です。ですが、日本でそうであるように、国際的なコミュニケーションが必要な人にとっては、どこの国でもやはり英語を習得するのは共通しているようです。こういう意味では世界共通語であることは間違いないでしょう。

 

植民地の名残としての英語

 言語別人口としては既に中国語に追い抜かれたとはいえ、国際的な場面では英語が使われる頻度が減ることはまだまだ無いと思われます。しかし地球上の一方言が、これほど広く使われるようになった背景は、やはり押さえておかなければならないでしょう。そしてそれは英語が国際語であるかのように扱われることへの、鋭い反省を迫ることになります。

 

 大航海時代にヨーロッパの先進国が、世界中に植民地を拡大しました。その過程で南北アメリカ大陸では現地人がほぼ駆逐されてしまい、その現場は非常に血腥いものでした。今日北アメリカでは英語が優勢で、中央および南アメリカではスペイン語が優勢なのは、植民地主義によってもたらされたものです。

 

 日本では「英語を勉強しなくちゃ」と半ば強迫的に考えますが、アメリカ合州国ではどうでしょうか。彼らはもちろん外国語を勉強した経験がある筈ですが、他の国民が言葉において歩み寄ってくれるので、外国語を勉強する必要性を感じることは普通ありません。これは非常にアンフェアなことです。

 

 一般に外国語の習得は非常に難しく、専門分野を持ってそしてなおかつそれを外国語で表現しなくてはならないというのは、非常に不利です。つまり仕事なり学問なり研究なりの専門性が、外国語をマスターしていることが前提になるのかならないのかは、実に大きな差を生み出すからです。英語に関して言えば、その点はアメリカ人は無自覚です。日本人は不利であるという認識すら忘れて相手に合わせているのは、むしろ滑稽なほど、今現在が植民地的であることを示しているでしょう。

 

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